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お気に入りレンズ 1

2013.11.15 (Fri)

70-200 VR2
(パーク撮影の標準レンズ AF-S Nikkor 70-200 F2.8G)

過去トピックからの再録となりますが、「お気に入りレンズ」と題して、私の機材紹介を兼ねて、お気に入りのレンズについて雑談や思い出話などを書いてみたいと思います。第一回目は、パーク撮影の標準レンズとも言える AF-S Nikkor VR 70-200mm F2.8G ED IF を取り上げたいと思います。

このレンズが私の主力レンズです。パークでの撮影はほぼ9割このレンズでこなしていますから、もうこのレンズ無しのDisney ライフは考えられません(笑)現在の私の主力機であるNikon D800とのバランスも最高です。ちょっぴり重いのが玉に瑕ではありますが、それを補って余りある魅力があるので、どんな時でもこのレンズは手放せません。


大好きなレンズなので、気に入っている点を挙げるときりが無いのですが。。。いくつかご紹介してみましょう。

まず、何と言っても使い勝手のよさ。
70-200mmの焦点距離って、ショーやパレードの撮影に丁度いいですね。だいたい被写体まで10m前後の距離で、キャラの全身からアップまで狙えます。さらに、テレコンバーター(x1.7倍)を併用すると、合成焦点340mmとなるのでちょっと離れたポジションからでも、そこそこ大きな画が撮影できます。Nikon 純正のテレコンを使用すれば、画質の低下も殆ど気になりません。超音波モーターによるAFも非常に正確でスピーディ。動きの早いショーでも、気持ちよく撮影に専念出来るのが嬉しい点です。

解放F値が2.8と明るい事も大きなアドバンテージです。
このレンズのおかげで夜のショーや屋内の暗いショーであっても、臆せず撮影に挑む事が可能になりました。VR(手振れ補正機能)の効果も高いので、シャッタースピードが遅くなりがちな撮影でも安心感が高いです。更にD800の高感度性能との組み合わせなら、ライオンキングの様な暗いステージショーの撮影でも安心。マスターレンズが明るいので、テレコンとの相性も抜群です。

そして何よりも画質の高さは特筆物。
絞り解放から、画面周辺まできりっと引き締まった高画質で、コントラストも良好です。もともとNikonのレンズは、安価な普及レンズでも画質の高さは折り紙付きですけれど、その中でもこのレンズはトップクラスの高画質。
ただ逆光にはやや弱く、強い光源が画面に入るとゴーストが発生したり、コントラストが低下しがちですが、これも通常のレンズと比較すれば十分以上の実力を有しています。少なくとも撮影していて不満を感じる事は殆どありません。
Nikonの最新ナノクリスタルコートレンズ群と比較してしまうと、ちょっと弱いかなぁというレベルの話です。

高価なレンズなので、その造りの良さや精密感・質感の高さも気に入っています。
マグネシウム合金のがっしりとしたボディと金色のプレートは、使用するたびに満足感を高めてくれます。やっぱり趣味で使用するのだからこうした面も大切だと思います。付属するフードも花形の大型フードで、ボディと同じ高級感のある梨地仕上げ。あらゆる点で、所有する事の喜びを感じさせてくれる逸品だと言えるでしょう。

現在では2代目のレンズが登場して、このレンズは生産中止となってしまいました。
最新のレンズはナノクリスタルコートが施され、より描写性能も高くなっています。その代わり、更に高価で手の届かないレンズになってしまっている点がちょっと残念。。。逆に2代目が登場した今なら、中古でこの初代 70-200 を狙うというのもアリだと思います。
見た目の大きないわゆる「バスーカ砲」と言われるレンズですが、大きく高価なレンズにはそれを補っても余りあるアドバンテージがあるものです。このレンズを使用するようになって、それが実感として理解できる様になりました。

海外パークへ遠征する際にも、このレンズは絶対に外せません。Nikon ユーザーなら是非使ってみたい、正に「パーク撮影の標準レンズ」だと思っています。


hkdl_121201_0125.jpg





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Nikon Df

2013.11.10 (Sun)

(今回はカメラネタです)

まずは下の写真をご覧下さい。

df-front-view.jpg

巷のNikonファンの間では既にお馴染みだと思いますが、Nikonの新しい「デジタル」一眼レフが先週発表になりました。それがこの Nikon Df です。随分と古臭いデザインのカメラだなぁ。。。と思われる方も多いのではないでしょうか 笑。言われなければ、一般の人はデジタルカメラだと思わないかもしれませんね。
良くも悪くもNikon党の間で話題沸騰となっているこのカメラを、今回は取り上げてみたいと思います。


このカメラの噂は半月ほど前に、突如としてネット上で広まりました。海外のNikon公式サイトでこのカメラのティーザー広告が始まり、世界中のNikonファンがこの新しいコンセプトのカメラに釘付けとなったのでした。
このカメラのコンセプトは極めて明快です。「精密機械の感触」と「操る愉しみ」(Nikon公式サイトから)。このコンセプトに僕を含めた世界中のNikonファン(ちょっとしつこい 笑)が騒然となったのも無理はありません。何しろこの20年ほどの間に、カメラはどんどん電子化されて、以前とは比較にならない位に便利になりました。しかし、それと引き換えにカメラ本来の魅力、即ち「精密感」や「金属の材質感」そして「自らカメラを操作する悦び」と言った感性に訴える魅力を、現代のデジタルカメラはことごとく失ってしまったからです。
特にNikon党と呼ばれる人達に、そうした想いが強かったのかもしれませんね。

僕もそうしたNikon党の一人でしたので、この新しいカメラの噂に一挙に胸が高鳴りました。実は随分と以前から、往年の名機 Nikon F2をデジタルで復刻してもらいたいと考えていたほどですので、「一体どんなカメラが発表されるのだろうか?」と、ワクワクしながら正式リリースを待ち望んだのです。


df-top-view.jpg

いざ正式発表が行われてみると、その反応は賛否両論でした。
「期待通りだ!」と言う意見と、「中途半端だ。自分が欲しかったのはコレジャナイ。。。」という意見に、ネット上のNikonファンの声は真っ二つに分かれてしまったのです。
実は僕も当初は後者の意見でした。往年の機械式カメラの最高峰、世界中のプロフェッショナル・フォトグラファーが愛用した名機Nikon F2 の再来を期待していたのですから、これは当然だった訳です。
もっとも、ネット上の否定的な意見の多くは、F2の後継機であるNikon F3の再来を望んでいたみたいですが。。。笑

しかし現在自分の中では、徐々に肯定的な印象に変わりつつあります。
Nikonの公式サイトの写真を見れば見るほど、「思ったよりも良いんじゃない?」という思いを抱き始めているのです。その最大の理由は、軍艦部(この言葉を知っている人はどの位いるでしょうか? 笑)の精密感溢れる仕上がりです。上の写真をご覧下さい。カメラの上面にぎっしりとダイヤル類がひしめいています。昔の機械式カメラはみんなこうだったのです。(だからこの部分を「軍艦部」って言うんですね。昔の戦艦みたいに見えるから、こう呼ばれたのでしょう)なんと言っても、金属の塊から削りだされた精密感溢れるダイヤル類が最高です。(写真下)
しかも、ダイヤルの文字類は印刷では無く全て刻印で、一つ一つ丁寧に色入れを施してあります、そんな説明を読んでしまうともう堪りません 笑。

df-front-view2.jpg


一方、デジタル世代からカメラを始められた方には、「これの一体何処が良いの??」って感じかもしれません。この魅力を言葉で説明するのは、なかなか難しいものです。ボタンを押しながらコマンドダイヤルを回して設定を呼び出すデジタル方式と違って、このダイヤルを使ったアナログ方式は、狙った設定をダイレクトに変えられる良さがあります。しかもカメラの電源が入っていなくても、瞬時に各種設定状態が把握出来るメリットがあります。更に、この方式を使い込むと、暗闇の中でも手探りで主要な設定が出来る様になるんですね。
これです!アナログ式操作の利点と魅力は。
暗がりの中の撮影で、デジタル表示が見えにくくてイライラした経験って、誰でも一度はありますよね 笑。ディズニーのショーパレを撮影していると、そうしたシチュエーションは頻繁にあるものです。
更にこのアナログ方式の操作性は、自分でカメラを操りカメラと一体になる悦びを味わえる点も魅力です。この楽しみは使いこなした者にしか理解出来ません。

もう1つこのカメラに魅力を感じ始めている理由は、全体から漂うデザインの匂いなんです。実はこのデザインって、かつて僕が愛用し今も自宅の防湿庫に大切に保管している、Nikon New FM2に似ているのです。だからなのでしょうか、どこか懐かしくてちょっぴり胸が高鳴る、そんな印象をこのデザインから受けるのです。
例えて言うなら、かつて憧れていたクラスメートの女の子に、大人になって再会する感じ。。。と言えば、何となくこの想いが伝わるでしょうか?大人になってお互いに変わってしまったけれど、彼女の本質は何一つ変わらずにいる、そんな再会のイメージなんですね。

他にもこのカメラには、現在のフラグシップであるNikon D4と同じイメージセンサーを積んでいるという、特筆すべき特徴が有ります。D4と言えばロンドンオリンピックで活躍し、世界中のプロフェッショナル達に愛用されているモンスターで、世界最高峰の高感度性能を有するカメラです。つまりこのNikon Dfには、そんな「羊の皮を被った狼」的な側面もあるのです。
そんなこんなで、どんどんとこのカメラへの想いは深まる一方なのですが。。。問題はそのお値段。ヨドバシ.comで約28万円(ポイント10%還元)ですからねぇ。。。昨年D800を導入したばかりの身としては、おいそれと我が家の財務省には進言出来ません 笑。

しばらく様子を見て、中古が出回り始めたら中古のマニュアルレンズと共に、じっくりと購入を考えてみようと思っています。そんな間合いがこのカメラにはお似合いだと思うのです。



20:27  |  Camera  |  Trackback(0)
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